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彼の秘密
第18章 二人の時間
先輩と別れて家に向かう

頬にはまだ熱が残っていて、余韻に浸るように頬に手を当てた

あんなに近くに密着して顔が赤くなったのはばれてしまったかもしれない

でも、もっと触れてほしいって思った

近くにいたい。先輩を感じたいって感情が芽生えた

そんなことを考えてるといつの間にか家に着いていた。
「ただいま」

「おかえり、夕飯は?」

「ん、食べる」
階段を上がって部屋に入りそのままベッドにダイブした。
何となくスマホを取り出してメールボックスをタップした
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明日から少しずつ勉強しないか?
俺の部活さ、テスト悪いやつがいすぎて次も同じ結果だったら部活参加できなくなるみたいで、
俺もぎりぎりだからさ。

もちろん、そっちの予定が明いてれば
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そのメールで夢心地から現実へと引き戻された。
そうだ自分も余裕がある訳じゃない

赤点は取らないにしてもある程度の成績はとらないと部活もまともに活動できないかもしれない。

鞄の中身をだし、ノートをぱらぱらとめくるがいざこざがあった辺りからの授業内容はあまり記されていなかったり、全く覚えのない用語が目に入った。

これは予想以上に危ないかもしれない

急いで澄にokの一言と先輩にメールをした。

その週の土曜日また先輩の家に泊まり込みで勉強を教えてもらうことになった
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