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彼の秘密
第18章 二人の時間
「え、うん知ってるけど。なんで神室が知ってるの?」

「いや、前通ってた塾にそんな名前の子がいたなぁって思ってだいたいそこの人とは連絡先登録してるから探してみたらさ、案の定あの人で」

「そうなんだ、てかほとんどってすごいね」

「まぁ、俺ってこみゅ力は高いし?」

「あー、はいはい。それで?」

「反応薄いよー、それで思い切って連絡取ったら学校さ教えちゃった。」

「・・・は?」

「いや、なんか向こうが合いたいらしくて。」

「一気にすっ飛びすぎて、話がわかんないよ」

「だからー、連絡を取ったのね。
それで塾での話で盛り上がったついでにシズと俺一緒の学校なんだーって言ったら。
思いのほか食いついてきて場所教えてって言われたから、教えたの。
ごめんね」
舌をぺろっとだしてあまり悪びれた様子もない彼に怒りよりも呆れというか疲れがどっと押し寄せてきて眉間を押さえる。
「はぁ、なんか一気に疲れた。まずそういうのは勝手に教えないの。普通は
で、冬樹はなんて?」

「わかったって。会いに行ける日があったら行くって言ってた」
「不倫?」

「違うよ!?」
突如、真姫が首をかしげてとんでもないことを口にしたので反射で大きな声を出してしまい、周りの視線を買った
「ごほん・・でなんで?」

「さぁ、けど前のことを謝りに来るんじゃない?」
前のと言えばあのセクハラか、思い出してぞくりとした
あの時は嫌悪感だけだったが改めて思い出すと、あれって自分は襲われかけたってことだし身の危険を感じる
変なことされないといいけど・・・先輩にはいわないほうが良いよな
「わかった、冬樹の連絡先教えて」

「いいよ」
彼の連絡先をとりあえず登録して後で連絡を取ろう

じゃないと万が一先輩といるときに遭遇したらなんかダメな気するし
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