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恋は盲目
第2章 特別な夏休み
「座ったら?」

総司君がベンチをポンポンと叩く。

私が腰を下ろすと、


「奥本君が座るんじゃない?もうちょっとこっち寄りなよ。」


私はちょっとドキドキしながら総司君に近づく。

早くソフトクリームを食べてしまおうと急いで食べる。

でも総司君の前でがっつけないから少しずつ、一生懸命ペロペロ舐める。


「・・・はっ」

総司君の方を見ると口に手を当てて笑っている。

「え?何?」

何にウケたのか気になった。私、変な顔してた?

「や、友達がさ、女の子のソフトクリーム食べてる姿はすんごいエロいって言ってたけど・・・

本当だなと思って。」

ソフトクリームを噴き出しそうになった。

ケホッ

「あんりえろーい。」


あ、また。

総司君の目が妖しく光る。


「や、やめてよっ。食べらんないじゃん。」

「何で?食べるところ見せてよ。エロくて可愛い。あ、ほら、たれてきてるよ。」


ソフトクリームが急にどんどん溶けていく。


「あっ、やっ」


慌てて舌ですくうのを総司君がニコニコしながら眺めている。


「〜〜〜〜!見ないでっ!食べづらいっ。」


私は右手で左側に座る総司君の目を隠した。


総司君は私の手をかわして無邪気に笑う。


「はい、ざんね〜ん。早くしないと手がソフトクリームでベトベトになっちゃうよ?」

「あっ、もぅっ!」

たれるソフトクリームと格闘しながら総司君の目を隠そうと手をのばす。

その間も総司君の目が妖しく光って、ちょっと変な気分になる。


あともう数センチ。

パクッと残りのソフトとコーンを口の中に入れる。

「あー可愛かった。」


総司君がニコニコしながら言う。


「$#&%$#“%‘」


口がいっぱいなので喋られない。

「えぇ??何て???」

吹き出しながら総司君が尋ねる。


「今は口に物をいっぱい溜め込んで・・・ハムスターみたいだね。」

何だか不名誉なので右手で軽く叩こうとした。

するとその手を総司君が掴む。


まだソフトクリームが口に残っていて声が出せない。
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