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恋は盲目
第4章 およばれ
何のことかわからずひとまず先ほどの行動を脳内リプレイ……
わずかに残る感触……
あ!
気付いたら私も少し恥ずかしくなって俯く。
携帯を取るときに屈んで、私の胸が総司君の顔に思いきり…
「……ご、ごめん」
ひとまず謝ってしまう。
総司君の顔がゆっくりと近づいてくる。
「………キスして良い?」
耳元で囁かれた。
ドキドキして、胸がキュッとして、言葉が出ない。
コクンと頷くと
ほっぺにちゅっ
『あ、ほっぺか…』
口だと思い込んでた自分がいて、
それはそれで恥ずかしくて。
「あんり…」
ほっぺの場所を変えてまたちゅっ
「…ん?」
何だろう
「あーんーり」
ちゅっちゅっとキスの雨が降る。
口以外の場所に。
「……んっ……なに……?」
「あとどこにキスしてほしい?」
え!
言わせる気???
恥ずかしさでドキドキが高まる。