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想いのカタチ
第7章 幸せのバトン

「美鈴って…気い強くて男勝りでさぁ、幼馴染の俺たちとタメ張るぐらい強くてさ。でも…寂しがり屋で自分のことより、人の想いっていうの?そういうのを大事にしていう節があってさ。今まで彼氏の話も聞いたことなかった。…本人には言わないけど、みんな心配してるわけよ。」
言葉を切って、ビールを流し込む。
身体ごと僕の方に向けて、初めて目を向けてくる。
「だからさっ…幸せにしてやって…。」
篠宮が優しく笑う。
「まだ…お前の事全て知ってるわけじゃないけど、…文香が選んだ奴だ…認めたくないけど…お前だったら美鈴を幸せにしてくれるって思えるから…2人の結婚式では、心から2人を祝福するよ。」
篠宮の心が解かれた瞬間だった。
『やっぱり、君が好きになる人はいいやつだな』
ここにはいない文香に心の中でつぶやく。
その後、僕たちは閉店の時間まで飲み続けた。
と言っても、アルコールに弱い篠宮が酔いつぶれて寝てしまっただけなんだけど…
男同士の友情とまではいかないけど、今までの確執は和らいだと思う。
これから、お互いを知って仲間だと思ってくれればいいかなと僕は考えていた。
店を出た後はタクシーが捕まる場所まで肩を組んで歩いて帰った。
そして、篠宮と和解したことはもう少し秘密にし、篠宮が文香、僕が美鈴との関係を告白するまで秘密にして驚かそう篠宮と協定を結んだのは内緒事。
だけど、篠宮と和解したことを早く伝えて安心させてあげたい。
そして早く、一緒になりたい…
Fin.
言葉を切って、ビールを流し込む。
身体ごと僕の方に向けて、初めて目を向けてくる。
「だからさっ…幸せにしてやって…。」
篠宮が優しく笑う。
「まだ…お前の事全て知ってるわけじゃないけど、…文香が選んだ奴だ…認めたくないけど…お前だったら美鈴を幸せにしてくれるって思えるから…2人の結婚式では、心から2人を祝福するよ。」
篠宮の心が解かれた瞬間だった。
『やっぱり、君が好きになる人はいいやつだな』
ここにはいない文香に心の中でつぶやく。
その後、僕たちは閉店の時間まで飲み続けた。
と言っても、アルコールに弱い篠宮が酔いつぶれて寝てしまっただけなんだけど…
男同士の友情とまではいかないけど、今までの確執は和らいだと思う。
これから、お互いを知って仲間だと思ってくれればいいかなと僕は考えていた。
店を出た後はタクシーが捕まる場所まで肩を組んで歩いて帰った。
そして、篠宮と和解したことはもう少し秘密にし、篠宮が文香、僕が美鈴との関係を告白するまで秘密にして驚かそう篠宮と協定を結んだのは内緒事。
だけど、篠宮と和解したことを早く伝えて安心させてあげたい。
そして早く、一緒になりたい…
Fin.

