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恋哀シンドローム
第2章 はなの話
私には、兄がいる。
最近できたばかりの誕生月が早いだけの同い年の兄。
優しくて頼れるその人は、お母さんの再婚相手の連れ子だった。
再婚相手の名前は、久敏さん。
息子さんの名前は、澄春さん。
久敏さんとお母さんが結婚したから、
私とお母さんの苗字が「凪」になった。
お母さんの名前はなぎさという。
苗字が「凪」だから、なぎ なぎさ なんて不思議な名前になってしまったと笑っていた。
でもお母さんは幸せそうだ。
やっと幸せになれたのだから、
娘の私としては安心したの一言に尽きる。
最近できたばかりの誕生月が早いだけの同い年の兄。
優しくて頼れるその人は、お母さんの再婚相手の連れ子だった。
再婚相手の名前は、久敏さん。
息子さんの名前は、澄春さん。
久敏さんとお母さんが結婚したから、
私とお母さんの苗字が「凪」になった。
お母さんの名前はなぎさという。
苗字が「凪」だから、なぎ なぎさ なんて不思議な名前になってしまったと笑っていた。
でもお母さんは幸せそうだ。
やっと幸せになれたのだから、
娘の私としては安心したの一言に尽きる。