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恋哀シンドローム
第2章 はなの話
そうそう、私にも一応彼氏がいる。
出来のよくない彼氏だと周りはいうけどそれでも最初は好きだった。
愛していたとさえ言える。
けど今はそうでもない。
なんで冷めたのかは心当たりがある。
ありすぎるくらいだ。
…けどそれを、言ったところで無駄なのは分かってるし、何より彼は私よりもうんと弱い人だから、
別れたいなんて言ったら死んでしまうのではないかと考えて踏み出せないまま、こないだ半年記念を迎えたのだ。
別れたくても別れられない。
辛い葛藤の最中、いいなと思う人ってのは出てくるもので、そういう人に限って好きになっても成就することがなかったりするのだ。
そして今回も例に漏れず、好きな人が出来てしまった。
それが、お母さんの再婚相手の連れ子。
私の義理の兄になるのだ。
気持ちに気がついたのは最近のこと。
確かに澄春さんはかっこいいし優しい。
けど兄だ。そんな人を好きになってはいけないと思えば思うほど好きはどんどん募ってきて、気がついたら抱えてるのも辛くなってしまっていた。
出来のよくない彼氏だと周りはいうけどそれでも最初は好きだった。
愛していたとさえ言える。
けど今はそうでもない。
なんで冷めたのかは心当たりがある。
ありすぎるくらいだ。
…けどそれを、言ったところで無駄なのは分かってるし、何より彼は私よりもうんと弱い人だから、
別れたいなんて言ったら死んでしまうのではないかと考えて踏み出せないまま、こないだ半年記念を迎えたのだ。
別れたくても別れられない。
辛い葛藤の最中、いいなと思う人ってのは出てくるもので、そういう人に限って好きになっても成就することがなかったりするのだ。
そして今回も例に漏れず、好きな人が出来てしまった。
それが、お母さんの再婚相手の連れ子。
私の義理の兄になるのだ。
気持ちに気がついたのは最近のこと。
確かに澄春さんはかっこいいし優しい。
けど兄だ。そんな人を好きになってはいけないと思えば思うほど好きはどんどん募ってきて、気がついたら抱えてるのも辛くなってしまっていた。