この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
山猫と狼
第10章 完全なる結婚

ロイは浅い眠りから覚めた。


彼女の肌には、拭っても消えない忌々しい男の凌辱の跡が残されている。


しばらくすると、侍女がやって来た。


「お風呂の支度が整いました」


ああ、汚れきった体を隅々まで洗い清めたい!


ロイはまたクロードの罠かもしれないと訝しんだものの、体を清めたい欲求には勝てなかった。


侍女は彼女の夜着を脱がそうと手伝ったが、ロイは反射的に彼女を押しのけてしまった。


いつの間にか、他人に触れられることに強い拒否反応が芽生えていた。


「すまない。・・・一人にしてくれないか」


「私はここを離れることはできませんが、お一人で入浴されたいのなら、どうぞ」


侍女は言い、ロイの元から少し離れた。


何の表情もない彼女の目が、服を脱ぎバスタブに浸かるロイを無機質に見つめている。


何かあれば彼女が合図して、すぐに番兵が飛んでくる手筈になっているのだろう。


ロイはそれを居心地悪く感じながらも、清潔な湯の感触に生気を取り戻してゆく。



彼女はバスタブの中、柔らかいスポンジで体をこする。


スポンジが乳房の先端や秘部に触れたとき、ゾクゾクする感覚に襲われた。


自分の体は、快楽の蜜の味を覚え始めている・・・!


ロイはその事実に気づき、愕然とした。
/132ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ