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ただ愛されたかっただけなのに
第8章 逆襲
泊まっていたのはラブホじゃなくてビジネスホテル。
昨夜も気になったけど隣の部屋に聞こえるんじゃないかとドキドキしてしまう。

声が抑えられない。
聞こえてしまう。

もしかして聞こえるかもしれない。
そう思うと余計に感じてしまう。

一種の羞恥プレイ。
自分はMなんだと感じる瞬間。

彼が上になって私を抱く。

「英くんっ、ダメだよっ……イッちゃうから……気持ちよすぎるよ……」

もう何度もイッてるのに、まだイクことが出来る。
体に力が入ったまま、何度も収縮を繰り返す。

「おいで、おいで」

彼の「おいで」にまた感じる。

「もうダメ……お願い……許して……イッて……お願いだから一緒にイッて……」

狂いそうな私は彼にイッてくれと懇願をする。
でないとそのまま私は意識を失ってしまいそうな気がして。

「……あっ……やっ……やめてっ……イク……イク……イッちゃう……」

「イクよ…美羽、イクよ……」

彼が私の名前を呼ぶ。
その瞬間、一緒にイッた。

息が出来なくなる。
まだ体が感じている。
彼のモノが中に入ったまま…

「お願い、そのままいて」

彼が体重の全てを私に預ける。
私は彼を抱きしめる。

だんだんと彼のモノが小さくなるのがわかる。

「あん…」

その刺激でまた私はイク。
そして収縮をするから、小さくなっている彼のモノを押し出してしまった。

「もうーーー」

一緒に笑った。
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