この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蜘蛛♠
第6章 能力者

川澄の変貌した姿を目にした女が、言葉に詰まる。
「えっ……………??けっ…………圭ちゃん………??」

女の正体………。
M奈……ではなくS子!!!!!!!!

S子の足元をオタマがコロコロと転がっていく。
変態ペプシマンの姿を目にしたS子は、まるで出す言葉が見つからない。
川澄はパンティーを被ったまま、右手を突きだし不思議なポーズを構えている。
S子は何も見ていなかったかの様に、そっとドアを閉め、リビングへと姿を消した。

3秒ほど固まってから、川澄はこの状況にやっと気づいた。
やっちまった……。やっちまった!!やっちまったぁぁぁぁぁぁ!!!
よりによってS子にこんな変態な姿を見られるなんて!!!!!
俺は何をしてるんだっ!!!
終わた…………もう終わた……………人生終わりだ…………
ぬぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!
川澄は床に膝まずいた。

ほんの出来心でやってしまった変態仮面。
何故ここでやってしまったのか……。パンティーを被るなんて今日が初めてだ。なのに何でそんな時に限って目撃されてしまうんだ!!!!
しかも、あの大物S子に。
いや、そもそも何でパンティーがこんなところにある?
罠???M奈が仕掛けた罠なのか???やはりこれもM奈の能力のせいなのか!!??
いや、違う!!!パンティーを被ろうとしたのは俺の意思だ。M奈は悪くない!!
ってかどうしよう~!!!!めっちゃ気まずぃ~!!!
あっちの部屋行きたくね~!!!!
ぐぉぉぉぉぉぉぁ!!!!!
川澄の思考がグルグルと回転する。
何を考えても時間は戻らない。この現実を素直に受け入れるしかないのだ。

川澄はおもむろに携帯を取り出した。
時間は21:40。関口には22:30~23:00に合図を送ると言ってある。だが、この想定の範囲外な出来事の連続に、この先計画通りに行くとは思えない。
念の為、関口にLINEを送った。
『わりぃグッチ!!ちょっと苦戦するかもしれん‼多少遅れるかもだけどよろしく!!』
/49ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ