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第4章 4月3日

｢スティックで妊娠する可能性が90%だった女性がその時sexして、確実に胎内に精液を取り込んで、
翌日、同じスティックで確認したら、
妊娠している可能性が０%ということはあり得るか？｣

｢あり得ません。
まず、妊娠する可能性については、排卵を促す女性ホルモンの分泌量で測定します。
そもそも90%以上の数値が出るということはスティックを１サイクル以上使って、個体認識がされています。

精子も卵子も活動期間は１日です。それより長い場合もありますが。

ですので、排卵日の前日と翌日の三日間は可能日となります。

次に個体差を認識しての90%以上ということは、排卵日当日、細かく言えば、排卵前後12時間以内だと言えます。
ですから膣内に射精されれば確実に妊娠します。

そして、妊娠している可能性については、受精卵が着床して、妊婦として女性の体を変化させるホルモンが活性化される状況で判断します。
活性化していれば、100%と表示されますが、それ以外の場合は時間がたつと段々数値が下がっていきます。逆に０と言い切れるのは排卵日後４日以上経たないと出来ません。
胎内に精子があってこれから受精する可能性だってあるのですから｣