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愛おしい貴方・作品SS集
第16章 星に願いを……(禁断背徳)

渡された、まだ何も書かれていない短冊。願い事……どうしよう?
今回は紀永と二人きりじゃない、だからその……変な事も書けないし。
……あー!この微妙な乙女心!!

「何を……書くのだい?」
「……紀永は??」
「私?
……そうだね、大きな事より小さな事……かな」
「小さな事」

大きなって言ったら、クラスター社の安定とか、早乙女内で揉め事が起こりませんようにとか、こんな事を思い付くけれど、小さな事って何だろう?

そんな私の考えを他所に、紀永はペンを持って、短冊に願い事を書き出した。
……紀永の願い事、気になるじゃない!

「…………」

ちょっとだけチラ見。
そして紀永が書いたのは……。

『皆が幸せであるように』

如何にも紀永らしい……のかな?
早乙女会長かも知れないけれど、会長としてではなく紀永自身としての、素直な願いの言葉。

「……書かないのかな?」
「えっ、書く書く!」

紀永が、紀永自身として書くなら、私は私自身として書いて良いよね。
だから、今思った事を素直に短冊に書いて……書いた願い事は。

『みんなが幸せでありますように』

やっぱりこれでしょう。
紀永も、遠藤さんも、オリバーさんも、葉山さんも、早乙女邸の従業員さん達も、みんなが幸せになってくれれば良いの。
そう思わない??

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