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貴方の心と身体を癒してさしあげます
第1章 瑞希×沙羅 - 夢の中で
身体がなぜか、重い…
それになぜか、声が枯れている。
風邪でもひいたかもしれない…
それにしても…なんというか…
すごくリアルな夢…だった。
願った通に、王子様…沙羅の夢が見れた。
けど、内容がかなり過激で…
沙羅の手の感触が、温もりが残り、アニメのような甘い言葉の数々。
そして沙羅の言葉。
「そんな男は捨ててしまいなさい」
その一言で思い悩んでいた過去から開放されたような気がした。
ずーっっと、トラウマになっていた過去。
そこから解き放たれた気がした。
少しずつでいい…少しずつでいから進んで行こうと、心の底から初めて思えた。
夢の中の私の王子様…沙羅
また会えるだろうか?
会うことがあれば『ありがとう』と伝えよう。
あなたのおかげで、前に進めると。
「ありがとう…私の王子様…沙羅…」