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暁の星と月
第3章 暁の天の河
「…何もしないから…中が傷ついていないか、見るだけだから…」
宥めすかされて、暁は仕方なく桧の縁に捕まり、大紋に背を向けた。
まだ陽が昇りきらずにかろうじて薄暗いのだけが幸いだった。
「…本当に…見るだけですよ…?」
「ああ…勿論だ…」
言いながら、大紋は暁のしっとりとした肌触りの良い白い肌に触れる。
背中を背骨に沿って愛おしげに撫で下ろす。
「…綺麗な肌だ…」
しなやかな手の感触に、ぞくりと震える。
大紋の手が暁の肉付きの薄い双丘にかかる。
びくりと身体を震わす暁に、熱のこもった声で囁く。
「…大丈夫だから…力を抜いてご覧…」
「…は…い…」
大紋の手が暁の双丘を押し開く。
男の目の前で、自分の恥ずかしい箇所が曝け出されているかと思うと、消え入りそうな羞恥に襲われる。
「もう少し、腰を突き出して…」
「…やっ…むり…です…」
「…暁…」
大紋の熱い唇が、肩口に押し当てられる。
「…見せて…」
優しいが有無を言わさない声…。
暁は唇を噛み締めながら、淫らな体位を取る。
湯の音がして、大紋が座りながら暁の花蕾を押し開いているのが分かる。
「あんなに何度も僕を受け入れたのに…狭いな…」
大紋の長く骨張った指が花蕾の奥に進入する。
「…ああっ…!…んっ…」
何度も大紋に犯され、敏感になっている花筒の襞に男の指が触れるだけで、快感じみた衝撃が走る。
「…綺麗だ…まるでルビーのように美しい色をしている…」
熱っぽい大紋の声に耳を塞ぎたくなる。
「や…っ…言わないで…」
湯船の縁に顔を伏せて、涙ぐむ暁に大紋は慰めるように声をかける。
「…とても綺麗だよ、暁…傷つけてなくて良かった…」
「…もう…いいですか…」
か細い声で尋ねると、大紋は湯から上がり背中から抱きしめる。
「…まだだ…。僕が君の中に出したものを処理しなくては…」
耳元で低くねっとりと囁かれ、そのままキスされる。
「…んっ…!や…じ、自分でします…っ…」
身悶える暁に
「…だめだよ、暁…。自分では上手くできないだろう?…僕に任せて…」
男はゆっくりと花蕾の中に再び指を挿れ、肉筒の中を掻き出す。
「…ああっ…んっ…はあ…っ…」
敏感な襞を指で弄られ、暁は思わず甘い声を上げる。
その声に刺激されたのか、背後の大紋の牡が兆し、硬く勃ち上がると暁の腰に強く押し当てられた。
「…春馬さ…ん…」
暁が潤んだ瞳で振り返る。


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