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暁の星と月
第3章 暁の天の河
「…暁を触っているだけで、こんなになってしまうんだ…。あんなにしたのにね…」
大紋が理知的な目元に淫蕩な笑みを浮かべて笑う。
尚も大紋の牡を押し当てられ、暁は首筋を朱に染めた。
「…あ…っ…」
「大丈夫。…今夜はもうしないよ」
…これ以上したら暁を壊してしまうからね…と囁くと後ろから暁の顔を引き寄せて唇を貪る。
濃厚なくちづけをしながらもその手は暁の花蕾の奥の牡液を掻き出すのだ。
巧みなくちづけと淫肉への愛撫とふたつの快楽を与えられ、暁の幼い性は千々に乱れる。
「…んっ…も…やめて…立って…いられな…」
いやいやをして涙ぐむ暁を愛おしげに抱きしめ、
「おいで、暁」
と、湯の中に引きずり込み、まるで幼児にするように膝の上に乗せた。
「…あっ…」
大紋の膝の上で、背中を抱かれ両脚を広げさせられる。
「…最後まで出さないとね…」
牡液を掻き出す手は止めない。
「…暁の中にたくさん出してしまったからね…。暁が女の子だったら、孕んでいたかもしれないな…」
どこか惜しそうに呟く大紋は、暁への妄執的な愛情を滲ませる。
それに嫌悪を覚えるのではなく、背筋がぞくりと甘い痺れすら感じるのは、暁も大紋によって変えられつつあるのだろう。

暁の体内から掻き出された白濁の精は、清潔な湯船に湛えられた温泉の湯に溶け込んでゆく。
暁は動揺し、喘ぎながら訴える。
「…だめ…お湯…汚れちゃ…う…」
「構わないよ。…さあ、もっと脚を開いて…」
「…や…っ…ああ…っ…ん…」
温泉に温められた暁の白磁のような肌がほんのり薄紅く染まって、しっとりと濡れそぼっているのが男の欲情を否が応でも掻き立てる。
これ以上は暁を抱くつもりはなかったが、大紋は恣意的に己れの熱い昂まりを少年の清らかな双丘に押し当て、淫らな律動を繰り返す。
それに気づいた暁は狼狽し、いやいやを繰り返す。
行為に嫌がっていると言うよりは、己れの性感を刺激されることへの危惧だったらしいことに気づいた大紋は薄く笑う。
「…感じたの?」
「…ちが…っ…います…!」
「…だってほら…」
大紋は暁のまだ初々しいがしっかりと兆している花茎を握り締め愛撫した。
「…本当にいやらしい子だね…あんなにしたのにまだ足りないの…」
言葉と手で嬲られ、暁は被虐的な快楽から涙を流す。
男の老獪な罠からまだ青い性しか知らない少年が逃れられる術はなかった…。



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