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第12章 あなた、エロい女でごめんなさい

「あぁ、俺は普通じゃない
狂ってるよ、君に

そもそも俺が考えて実行したんだから
許せるのは、当然だよね」

「.........う....ん.....」

「でも、君は........
こんな俺の事....犯した罪を、赦してくれるかな？」

「................罪..」

「そう、俺の夢を叶える為に
蘭の事を…..
そして、俺の歪んだ愛」

「......................」

「..........お願い....します」

旦那が下げた頭に、胸が締め付けられた

「............................」

でも、何て言えばいいの？

....ｺﾁｺﾁｺﾁｺﾁ

しぃーんと静まり返った部屋には、壁時計の秒針だけが、響いてる

空気が重い
......息苦しいよ

どれだけ時が経ったか、先に沈黙を破ったのは....旦那だった

「......ねぇ、蘭、
言葉じゃ伝わらない事って、あるよね？」

「............えっ？」

頭を上げた旦那の顔、その口元が妖しく緩む