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第11章 香港ｰ裏社会という場所

「噂？？」


「・・カイザーが盟主を狙っている・・」


「っっ！？」


ニ首龍のトップカイザーが、Cross selsのトップ盟主を狙っている！？
カイザーの力は俺でも知ってるぞ、人並み外れた剛腕の持ち主、だがなCross sels盟主は謎だろ、実在しないとさえ言われてるんだぜ、それに喧嘩を売ろうってか？



「あくまでも噂だウードゥ」


「洒落にならねえ噂だぜ」


「だろうな、香港に根付くニ首龍が、世界規模のCross selsに楯突くだけでも無謀だと思うぞ‥
それとも何か自信があるのか、カイザーというのも分からんからな」


「ひでぇ事になってるなおいっ！」


それで俺達みたいな下っぱが、振り回されるのは勘弁だぞ‥
香港を潰す気かカイザーって奴は？？



「まあ此処だけの話にしてくれ、色々と都合が悪いんだ」


「ああ分かってる、他言はしねぇよオッチャン」


「ウードゥお前さんは意外に硬派だからな、他言はしないだろうよ」


「ちっ、言ってくれるぜ‥‥
そろそろロンチャン達が来るな、また来るぜオッチャン」


「少しはマトモに飯を食えっ！」


「食ってるだろ此処で‥‥
じゃあな‥‥」


今の話、レンにもロンチャンにも話すなって事だよな、逆にいえば余計なもん聞いちまったか‥‥
まあ、そんな上の話なんざ俺には関係無いだろうよ。