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第11章 香港ｰ裏社会という場所

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しっかしレンはともかく、ロンチャンまで見たいと言い出すとはな‥
だがロンチャンは金髪の方の調教が見たいらしい、まっそれで普通だろうよ。



「後で合流すらぁ‥‥」


「ああ、俺達は何時ものショーに居る」


「後でウードゥ？」


この九龍内にあるCross selsの地下クラブはそこまで広く無く、ショースペースが３つと個室が数室、残りはバックヤードこんな構成。


だから一度に開けるショーは３つ‥
１つ‥‥ロンチャン達が目当てのショーは既に始まっちまってるし、俺は後から始まる男調教スペースへ、これが妙齢の女と如何にも怪しそうな男ばかりと来た‥‥こんちくしょ！



(たくっ、何で男が此処に居なきゃならん？
ついでに間違えられるのも勘弁だぜ)


俺を見てる怪しい目付きの男客‥‥‥間違いなく俺を誘ってるだろっ！
俺にその気は無いってんだ！！



(サッサとズラかりてぇ‥‥‥)


最高の居心地の悪さとは此を言う‥
調教師がナンシーちゃんじゃ無ければ、数秒でズラかるぜ？


それを我慢して我慢して、漸くショーの開始‥
調教されるのが男というのが、いただけないけどなあ。