この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
契約的束縛・誘惑なる秘密
第30章 香港―明かされる秘密と選択

俺が先頭に立ち、レンが捕まっている部屋に入る。
椅子に縄で縛られ、部屋の中心で大人しくしているレンの姿。此処は物置替わりに使っていて、殆ど物を置いていない部屋。……当たり前だ、元々物なんか無かったんだからな。

「……ウードゥ?」
「どうした?」
「その格好、雰囲気が全く違う。ウードゥは一体何者なんだ?」
「昨日言ったろCross sels側だと。何者と問われれば櫻澤霧斗という名で、日本にあったCross sels地下CLUBの主宰をやっていた」
「櫻澤霧斗……」
「イン・ウードゥの方が仮の名、櫻澤霧斗が本名。それともCross sels中央施設第6階級で、そこそこ偉いって言った方が早いのか?」
「Cross selsの中核かよっ!」
「そうでもない。此処に居る連中から見れば、俺が一番下だ。今の香港は、Cross selsとしてあり得ない程の大物揃いなんだよレン。お前の所の頭カイザーが霞むくらいにはな」

盟主、賢人、どちらもCross sels内では幻と呼ばれる存在。そんな事はお構い無しに居るのが、またらしいんだろう。
まぁ、仁科や美波が構うとは全く思わないが。

「そろそろ威嚇は良いですか主宰? あまりされると、こちらの話が面倒になりますので」
「あぁ、すまんな」
「……この場はコンラート・ゼクスで、金の調教師でも良いです」
「そりゃ嫌みか? ウードゥと時から知っているだろうが」
「念の為ですよ主宰」

仁科の奴分かっていて……。先に手を打ったか全く。

/751ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ