この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
華の王妃
第2章 離宮の妃

一度も赤子に含ませることの出来なかった乳。
初乳だけでも飲ませてあげたかった。

身体に障るからと王の命令ですぐに連れて行かれた赤子は黒い髪だった。
視界に入る豊かな巻き毛も黒髪だった。

瞳の色は何色だったのだろうか。


今となっては知ることも出来ない。


遠くにいってしまった赤子。


ぴちゃぴちゃ。

不快な音が自分を現実へと戻す。
いい加減離れて欲しい。
乳房はずいぶんと軽くなった。

下半身に王の欲望の証が当たる。
産後の肥立ちが悪かった為ユリウスからは行為は禁じられているから
妃の中に挿入られることはない。


けれど床上げすればまたあの悍ましい行為は繰り返される。
母乳が出なくなれば身体はただの女に戻り子を宿そうとするのだという。


こんな下種な男の子なんて孕みたくない。



/111ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ