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忘れない
第2章 幼少期…



少ない荷物と共に
車の後部座席に乗せられた私と兄。

運転席では母が泣いていた・・・


小さかった私達兄妹は、静かに泣く母を
黙って見ている事しか出来なかった。



母が、小さな声で『ごめんね』と言ったが
その言葉を誰に言っていたのかは分からない


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