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お前がすきでたまらない
第3章 彼女
「・・・刑事さん・・・母は・・・
 本当に死んでしまったのですか?」

彼女は言った

「・・・ああ・・・」

俺は頷く

「・・・そうですか・・・」

窓辺を向きながら彼女は言った



「・・・おかしいですかね・・・?
 私、ホッとしている自分がいるんです・・・」

俺は

「・・・そうか・・・」
と応えた

「何故?」

訊こうとしたその時
彼女は俺に静かに見た


「・・・お話を聞いてくれますか?・・・」

俺は彼女を見ながら頷いた
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