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恋のフィロソフィー
第1章 人殺しの顔は、



私は焦った。
ジワジワと脇の下に汗が溜まっていくのが分かる。

「あの、私2つ前のバス停で降りるはずだったんです!」

「2つ前?ありゃー、お譲ちゃん寝過ごしちまったか」

呆れたような溜息を運転手さんにされ、自然と『すいません』と言う言葉が口から出てくる。
情けないやら申し訳ないやら恥ずかしいやら。

運転手さんは腕を組み『困ったなぁ』と呟いた。

そして私から視線を外し、私の後ろを見ていた。

「じゃあ、あの坊主も寝過ごしかな?」

そう言って運転手さんは私の横を通り過ぎた。

私以外にも寝過ごした奴がいるのか!?

仲間がいた事に対する不思議な安心感が湧いた私は、勢いよく後ろを振り向いた。

視線の先にいたのは、センスの悪いアイマスクをして口を全開にして寝ている男子生徒だった。
耳には馬鹿みたいにピアスがされている。

お前それ校則違反だろってくらいの量だ。

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