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飼っていたペットに飼われています。
第4章 【裏】 幸せの終わり(サキ目線)
 胸の先端に息が掛かったかと思うと、続けて熱くぬめった刺激が襲った。
「ひゃっ! やぁっ…、あぁっ…!」
 片方の胸の先を口の中に含んで、舌で転がしたり、吸ったりしながら、もう片方の胸を揉みしだかれる。
「ゆう…と…くん…。やっ…ぱり…こんっ…な…の…だめぇ…っ、はぁ…。」
「サキが可愛すぎてもう止めらんないよ。それにサキももう固くなってるよ?」
 笑いながら指の先でキュッと乳首を摘まれる。
「ひぅ…っ!」
 制止しないとと思うのに、新たな刺激に頭が真っ白になる。
パジャマのズボンも下ろされて、下着にも手がかけられたその時。
 ーーカンっ!
 音はスイの水槽から聞こえた。途端に頭がしっかりとしてきて、羞恥心でいっぱいになった。次から次へと涙が溢れてくる。
「うぅ…、侑斗くん…。こわいよぉ…。」
「サキごめん、ごめんな。」
 慌てて私の体を包んでギュッと抱きしめながら、侑斗くんは何度も謝ってくれた。

「今日は急ぎすぎたと思ってる。でも、さっき伝えた気持ちは本当だから。サキも俺のこと、もっと男として見て。」
 侑斗くんはそういって部屋から出ていった。

 すべてを見ていたスイの目を、私は見ることができなかった。
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