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花の蜜
第2章 出会い

母が亡くなって、あっという間にいろんなことが変わった。
身寄りのない私は、高校を辞め働き始めた。
母と住んでいた、古いが思い出のアパートを出ることだけは、どうしても避けたい蜜香は一生懸命働いた。
働いていれば、悲しさも寂しさも紛らわすことが出来た。
友達も最初は気にかけて家に来てくれたり、電話をくれたりしたがだんだんと学校の話ついていけない蜜香に気を使って段々と減っていった。
蜜香の父は、蜜香が三歳の時に出ていったきり会っていない。
写真も残っておらず、どんな顔だったかも覚えていなかった。
それでも蜜香は寂しくはなかった。いつも明るく、笑顔を絶やすことがなかった母が居たからだ。
母との思い出や、いつもの約束「どんなに辛くても笑顔を忘れないこと」を心で何度も言って、自分自身を励ましていた。
そんな時、職場でお客さんから声をかけられる。
身寄りのない私は、高校を辞め働き始めた。
母と住んでいた、古いが思い出のアパートを出ることだけは、どうしても避けたい蜜香は一生懸命働いた。
働いていれば、悲しさも寂しさも紛らわすことが出来た。
友達も最初は気にかけて家に来てくれたり、電話をくれたりしたがだんだんと学校の話ついていけない蜜香に気を使って段々と減っていった。
蜜香の父は、蜜香が三歳の時に出ていったきり会っていない。
写真も残っておらず、どんな顔だったかも覚えていなかった。
それでも蜜香は寂しくはなかった。いつも明るく、笑顔を絶やすことがなかった母が居たからだ。
母との思い出や、いつもの約束「どんなに辛くても笑顔を忘れないこと」を心で何度も言って、自分自身を励ましていた。
そんな時、職場でお客さんから声をかけられる。

