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第6章 窓口に現れない寮母さん
怪訝な顔をして、私を見ながら、携帯のテトリスで無言で遊んでいる。
「はぁー。テトリス好きなんですか?」
すると、こう言った。
「あなた何?勝手に室内に入ってきて」
休憩したかった、とにかくヘトヘトだったからである。
「Bが居ないから、彼の部屋で休憩できないんですよ」
すると、ますます怪訝な顔をしてこう言う。
「何か髭もボーボーで汚らしいわね?病院行った方がいいんじゃないの」
そして、私はこう言った。
「……。……おまえがな。俺の前から消え失せろ!」
すると寮母のAは無表情のまま、またテトリスを始めた。(了)