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続・飼っていたペットに飼われています。
第10章 彼らと私の初収録。①【スイ目線】
「後半は女性アシスタントさんが持ってきたパネルを見ながら質問に答える感じになります。質問は事前にうちのファンクラブで募集した中から、特に多かった物をこちらでピックアップしました。全部使われる訳じゃないですけど、絶対使われそうな物を先に質問しますので練習がてら答えてください。『好きな女性のタイプは?』はい、コウヘイさん。」
「マミ…じゃない。可愛くて明るい子かな!」
「…絶・対、本番でその間違いしないでください。次、ヤスさん。」
「大人な雰囲気のスレンダーな女性。」
「うん、いいと思います。リョウさん。」
「うーん、女の子なら誰でもいいんだけど、俺らのファンって答えとく!」
「まあ、それでいきましょう。最後スイ。」
「…馬鹿でエロい女。」
「絶対ダメー! 素直で色気のある子、とかにして。あと、必ず全部敬語ね。MCさん目上の方だし。」
「わかった。」
「それから、この『今後の目標は?』なんですが…」
「サニー賞の年間最優秀大賞だろ?」
 わかってるよとばかりに答えると、再びサキからNGが出る。
「本当はそうだけど、今そんなこと言ったら絶対反感買うから世界進出くらいに留めてほしいの。お願いします。」
「はいはい。面倒くさいな。」
 絶対失敗して、サキから怒られる未来が想像できる。
「基本的にスイはちょっと変なこと言ってもキャラクターで誤魔化せるから大丈夫だよ。あとは皆さんでフォローしあいましょう。いつものライブのトークみたいな、仲の良い感じが伝われば絶対大丈夫です! それでは着替え終わったらリハ行きましょう。私打ち合わせがてら外に出てますね。」
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