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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第1章 孤独な王子
「行かないで、ママ」
 トーマスは思わず叫び、ハッと眼を開けた。暗闇にカチコチと時計が時を刻む音だけが響いている。その音が余計に真夜中の静寂を際立たせていた。   




 緩慢な動作でベッドに身を起こし、彼は両手で顔を覆った。


「また、あの夢か」


 彼は大きな息を吐き出し、絨毯に脚を降ろした。毛足の長い絨毯は昼の光の下では眼の覚めるようなブルーだが、真夜中の今は深い闇に沈み込んでいる。
 彼はナイトテーブルのスタンドのスイッチを入れた。室内がかすかな明るさを取り戻すと、ホッとする。
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