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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第1章 孤独な王子
 もちろん、都心は他のヨーロッパ諸国に引けを取らない近代化が進み、高層ビルの林立も目立っているが、その傍ら、タイムスリップしたのかと錯覚しそうになるような昔ながらの街並みが残されている。その辺りは〝街並み保存地区〟と呼ばれ、どちらかというと観光客で賑わっているというのが現状である。


 
 ロザリナは先刻から、その中世の雰囲気を色濃く残した下町の一角、石畳に座り込み、眼前の二人の男女の姿を一枚の紙面に巧みに写し取っていた。


 うーんと小首を傾げ、半歩ほど距離を置いた恋人たちを見やる。


「お兄さん、ちょっと右に寄って。そんなに離れてちゃ、親密そうな雰囲気が出ないから」
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