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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第1章 孤独な王子
「いつもありがとう、おじさんからお花を頂くので、アパートにお花が一杯よ」

「こちらこそ、余り物で悪いねえ」


 ロザリナがサイモンの似顔絵を描いたのが知り合ったきっかけだった。その後、ロザリナはサイモンの妻や三人の孫たちの似顔絵まで描いた。


「今、取りにいくわ」




 ロザリナを皆、知り合いは〝ローズ〟と呼ぶ。日本名は〝桐島ロザリナ彩名〟。でも、ロザリナとも彩名とも呼ぶ人は誰もいない。誰もが幼い頃からローズと呼んだ。


 ロザリナは注意深く周囲を見回し、車や通行人がいないのを見計らって通りを横切った。


「ほい。儂もローズが貰ってくれるから、助かるよ」


 サイモンから腕一杯のミモザを渡され、さながらロザリナはミモザの花の精のようだ。
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