この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第1章 孤独な王子
 トーマスは彼女の笑顔を眩しげに見つめた。彼女の背後でオレンジ色の夕陽が輝いている。


 眩しくて仕方ないのは夕陽のせいだな。


 トーマスは我ながら不自然なほど頬が熱くなるのを感じた。


「日本には、そういう諺があるのよ」

「日本―。君は日本人?」

「ええ。見えないでしょう?」

 そう言って笑う。

「父が日本人で、母がエーデリンデ人なの」


「ああ、混血(ハーフ)なんだね」


「そう。で、どうする?」


 え、と、戸惑いの表情を浮かべた彼に、彼女は微笑みかけた。


「あなたの絵、描いても良いのかしら」
/404ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ