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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第2章 王子の嫉妬
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それに、メークもしてないわ。
本気で泣きそうになる。大体、メークそのものをしたことがないのだ。いつもは日焼け止めを顔に塗って、淡いピンクのルージュを塗るくらい。
髪だって、いつものように癖っ毛を隠すためにきつめに三つ編みにしているだけだ。
せめてスカートくらいは穿いてくるべきだったかもしれない。
それに比べて、彼の輝くばかりの美貌はどうだろう! 初夏の陽光に透ける黄金色の髪はまるで光を束ねたようだし、サファイア・ブルーの双眸は見ているだけで溺れてしまいそうなほど魅力的だ。
本気で泣きそうになる。大体、メークそのものをしたことがないのだ。いつもは日焼け止めを顔に塗って、淡いピンクのルージュを塗るくらい。
髪だって、いつものように癖っ毛を隠すためにきつめに三つ編みにしているだけだ。
せめてスカートくらいは穿いてくるべきだったかもしれない。
それに比べて、彼の輝くばかりの美貌はどうだろう! 初夏の陽光に透ける黄金色の髪はまるで光を束ねたようだし、サファイア・ブルーの双眸は見ているだけで溺れてしまいそうなほど魅力的だ。
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