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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第4章 面白い星
"コンコン・・・"
「おはようございます盟主・・」
「ああルーク良い所に‥」
女性の血を奪い尽くした後、湯を使い着替え終えた所に、丁度良くルークが部屋に入って来た。
「何で御座いましょう盟主?」
「書庫に案内しなさい‥
それと、あれの始末もお願いしましょうかね」
「書庫‥分かりました、ですが朝食はどうなされますか?
別室にでも用意しますが??」
「空腹感はありませんから、朝食の必要はありません‥
そうですね‥後で書庫に軽い物でも持って来て貰えば十分、行きますよルーク」
「はい盟主・・」
ルークを促し書庫へと案内させる‥
不思議な程ルーク相手には普通の会話、少々私らしくないとは思うのだが、ルークを目の前にすると、自然と普通の会話になっている私が居る。
「どちらの本をご所望でしょうか?」
「私が自分で探しますから、ルークはいいですよ‥
別な方に回っていなさい」
「畏まりました」
書庫に到着しルークを遠ざけてから、私はゆっくりと書庫内の本を探し出す。
古いものは必要無い‥
知りたいのは新しいもの‥‥
私の知識に無い新しい技術‥
それが書庫に来た目的。