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許せない筈なのに
第2章 許せない筈なのに弐
「由香里ちゃんはどうしたいの?」


どうしたい?


亜由美から響君を奪うだけ。


でも、私、結構狡賢いから言わない。

「響君、が、抱いてくれ、たら嬉しい。ダメ、かな?」


私の言葉に驚いた彼。


そりゃあねぇ~、響君一途だから浮気したことない人。


亜由美から彼を奪ってあの二人に見せ付けたいと思った。


テーブルに手を置いていた私の手を握り締め占め

「後悔しない?」

そう、聞いてきた。


頷く私を見て今から行こう?と言われホテルへと向かった。
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