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許せない筈なのに
第1章 許せない筈なのに壱
朝、目覚めると服を着ていた。


パパだろうと考え、朝ご飯を作るのにキッチンに行くとパパがもう起きていて作っていてくれた。


「パパおはよう。今日は早いね起きるの。何時も遅いのに。」


パパはん?と涼しい顔をして出来たよと言ってテーブルに置いていく。


いただきますを言った後にパパからとんでもない内容の話しを聞かされる。


「パパ、なんで?嫌よ!私姑とは上手くいかない、ってゆうかあの人が私を嫌ってるのにどうして一緒に暮らさないといけないの?パパが何を考えてるのか分かんない!一緒に暮らすって言うなら私一人で生きていく!」


全く、冗談じゃない。


そう思ってたのに、


「美愛、いい加減にしなさい!暁美さんは別に美愛を嫌ってる訳じゃない。あの人は「暁美さん?あの人?何時のまにそんな仲になったの?」


パパの話しを遮って文句を言っていた私。


あの女に隆之だけじゃなくパパまでもが盗られたと思った。


パパだけが私の味方だと思っていたのは私一人だけだったみたい。


バカみたい。


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