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第42章 甘えん坊の真

その時、専務は、岸部に内線をかけていた。

「はい、岸部です。」

「藤堂だけど、長谷川様の件で、高梨さんを

先方に連れていく事になった。長谷川様の意向だ。

私は、金曜日に向かう。彼女には、土曜日

柳小路様と約束があって、

柳小路邸に行く事になってるから、

それが済んでから、夜にあちらに来てもらう事になる。

ついでに、大阪のショールームに

寄ってこようと思ってるんだ。

帰りは、火曜日になると思う。土日仕事だから、

本人の意向を聞いて、火曜日と水曜日振替で

休ませてやったらどうかな？」

「分かりました。林部長にも伝えておきます。」

「それじゃあ頼む。」専務は、内線を切った。🎵