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第26章 真と遼太

ずっと、黙って聞いていた遼太が、口を開いた。

「俺だって･･･彩香を愛してる！

あの時、酷いことを言ってしまって

彩香を傷つけた！本当にすまなかった。

小さい時から、彩香だけを愛してきた。

今でも愛してる！俺の気持ちは

こんなぽっと出の奴に負けない！

彩香を守っていける自信がつくまで

何も言えなかったんだ！

そろそろ、彩香一人くらい食べさせていける！

ちゃんと謝って、プロポーズするつもりだったのに

何でだよ？こんな奴と一緒に暮らすなんて

彩香だって、俺の事を好きだっただろ？

俺が、彩香を守っていくんだ！

そんな奴やめて、俺のところに戻って来いよ！」