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第26章 真と遼太

山名のおじ様とおば様は、黙って聞いていた。

遼太も又、何も言えないでいた。

ぐうの音もでないとはこの事か？

真は、話続けた。

「遼太君、彩香を愛してると言ったね？

中学生の男子が、どれ程子供か、

私も経験してきたのだから分かるよ！

その頃、彩香を愛していたけど

友達に冷やかされたから、恥ずかしかった？

それも分かるよ！

理解ができないのはその後の事だよ？

思ってもいないことを言ってしまい、傷つけた！

分かっていたでしょ？

どうして友達のいない所で謝らなかったの？

家に帰ってからでも謝れたでしょ？

謝って、謝って、謝って、

愛しているなら、謝るだろ？

本当は一緒にいたかったんだろ？

それなら、謝って、許しをこうだろ？

それをしなかったという事は、

彩香の事は、どうでも良いと

思ってたんじゃないの？」

「違う！俺は、彩ちゃんを愛していた。」