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おデブが愛されちゃダメですか?
第28章 100本の薔薇に思いを込めて
「先生?顔がエロいですよ?」

「ハハハ・・・」

「今日は、平和そうだから、早く帰って

ゆっくりして下さいね。

まだ今日始まったばかりですけど(笑)

さぁ、仕事!仕事!」



午後7時

今日は、急患も、入院患者の急変も無く、

手術も無かったので、平和な1日だった!

ただ、桐生の心には、寒々と木枯らしが

吹き荒れていた。

何度もスマホをチェックしたけど、

知らない番号からの着信は無かった。

彩香ちゃんに、スマホの番号を教えた。

彩香ちゃんのは知らないから、

掛かってくるなら、知らない番号からの筈だ!

電話掛けてきてくれないのか?

会いに行ったら、迷惑だよなぁ?

桐生は、1日彩香ちゃんの事ばかり考えてた。

様子のおかしい桐生先生に、

他の先生達も、看護師達も、近づかなかった。

「そろそろ帰るよ!」

その言葉に、みんなホッとした。

声を揃えて「お疲れ様でした‼️」

桐生は、家に帰らず、隼人のバーに向かった。

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