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第30章 彩香、経理課から商品開発部へ異動辞令が出ます！

彩香は、申し訳無さげに

「今日ね？桐生先生から、薔薇の花束と

お手紙が会社に届いてたの。

黙っていてごまめんなさい」

頭を下げた。m(_ _)m

真は、少し悲しそうに

「やっと話してくれたね？」

「えっ？知ってたの？」

「会社中その話で持ち切りだよ！

掃除のおばさんも知ってるんじゃない？」

「そうなんだ･･･

私、どうしたらいいか分からなくて、

お手紙に、携帯番号書かれてた。

会って話したいって、書いてあったけど、

私会いたくないよ。怖いの！」

彩香は、俯いて泣き出した。

そんな彩香を真は、抱き締めて

「彩香は、会わなくて良いからね？

俺が話すから、心配しなくて良いよ。

大丈夫！泣かないの？」

彩香の顔を覗き込んで、唇にキスした