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第30章 彩香、経理課から商品開発部へ異動辞令が出ます！

二人は、聖夜が明日も明後日も

彩香から連絡が来るまで薔薇の花束を

送り続けようと思っているなんて、

考えても無かった。

「彩香？今日の朝、ショールームの林が、

俺を待っていた。

彩香のレイアウト、評判が良いって言ってきたよ。

カタログのレイアウトとかも相談したいと

言っていた。後、ショールームの他の部分も

考えて欲しいと言っていた。

そろそろ名前を明かしても良いんじゃないの？」

彩香は、信じられなくて、どうしたら良いのやら

「私、どうしたら良いんですか？」