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第36章 初デート

「彩香？ごめんね」

真は、申し訳なさそうに話し出した。

「俺、未だに彩香が一緒に暮らしてくれてるの

信じられないって言うのか、夢なんじゃないかって

思ってしまうんだ。

朝目が覚めて、彩香を抱き締めようと

手を伸ばしても、ベッドに彩香が居ないと

やっぱり夢だったんだって悲しくなるんだよ。

でも、彩香の枕とかあるから、

夢じゃないって思ったら、

彩香を抱きたくならるんだ。

彩香の体を思いだし、彩香の喘ぎ声を思いだし、

勃起してしまう。彩香に無理させてるって

分かってるんだけど、彩香が欲しくて、

たまらなくなる。ごめん」