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第2章 ついで

検索すると、



『膣ガンジタ


尖圭コンジローマ


カビ


蒸れ』と出る。




膣ガンジタはセックスなしでもなるらしい。



尖圭コンジローマは性病。




茜は眉間にシワを寄せる。




時期は春。




暑くないし、蒸れてる感じもしない。




「………爛（ただ)れてんのかな」





膝丈のスポーツジャージ。





これが茜の部屋着である。



男性が見たら引くだろう、がっつりな



『ザ・ジャージ』。




「うーーーーー………痒い」




痒みが我慢できない。




明後日の休みまでに治らなかったら婦人科に行こうか。





「…………見てみるか」





縦長い鏡をズルズルと引き寄せ、




ジャージとショーツをおろす。
　　



開脚してみた。





「きゃ！グロい………」



お股の真ん中に花が咲いている。



しかし可愛いだとか綺麗の類ではない。



ビラを引っ張ってみた。




ピンク色の芽が顔を出す。




「爛れてないね………わかんないけど。



こんなトコ、ふだん見ないもんね」




夜に一人のアパートで下半身裸になり、



お股を広げている自分は何だか情けない。




つん。




ビラを突く。




すると、タラーッと何かが溢れてきた。





透明の蜜。




奥に指を入れてみる。





「あっ、痒いのこの辺だ」




滑っているそこは、



食虫植物のようだ。



痒みを掻くと、痒さが気持ち良くて指を激しく動かした。





「…………あっ！」




同時にゾクリと背中が粟立つ。