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あんなこんなエロ短編集
第19章 man&woman

「んんっ、あんっ……」
男と向かい合い結合部をいやらしくこすり付ける。
「……ふっ」
「何?………あっ」
「いやぁ、元気になったんだなぁと思ってね」
「んっ、はあっ、あなたのお陰だわ」
「そうかい?君の努力の成果だ」
ロマンスグレーの短髪。
年齢に似合わずがっしりした体躯だ。
わたしの房を揉みしだく手には、
ゴールドの指輪が光っている。
「あっ……せんせぇ……んんっ、あん、イイわ…」
この人ならば暴力は振るわれない。
この人ならば深入りしなくていい。
ーーーーー退院し、しばらくは男を見ただけで背中が
強張った。
契約社員の仕事を見つけ働きだすと徐々に『自分』が
戻ってきた。
治療が終わりかけた頃、
猛烈な性欲に襲われ主治医に告げた。
主治医は穏やかに笑いホテルの名前と時間を答えた
のだった。
わたしはもうしない。
男という生き物に期待しない。
ーーーーー肉体だけ、奪い取る。
「ああ…………っ!!」
花びらの中心から腰へと快感の波が流れ、
天を仰いだ。
〈終わり〉
男と向かい合い結合部をいやらしくこすり付ける。
「……ふっ」
「何?………あっ」
「いやぁ、元気になったんだなぁと思ってね」
「んっ、はあっ、あなたのお陰だわ」
「そうかい?君の努力の成果だ」
ロマンスグレーの短髪。
年齢に似合わずがっしりした体躯だ。
わたしの房を揉みしだく手には、
ゴールドの指輪が光っている。
「あっ……せんせぇ……んんっ、あん、イイわ…」
この人ならば暴力は振るわれない。
この人ならば深入りしなくていい。
ーーーーー退院し、しばらくは男を見ただけで背中が
強張った。
契約社員の仕事を見つけ働きだすと徐々に『自分』が
戻ってきた。
治療が終わりかけた頃、
猛烈な性欲に襲われ主治医に告げた。
主治医は穏やかに笑いホテルの名前と時間を答えた
のだった。
わたしはもうしない。
男という生き物に期待しない。
ーーーーー肉体だけ、奪い取る。
「ああ…………っ!!」
花びらの中心から腰へと快感の波が流れ、
天を仰いだ。
〈終わり〉

