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あんなこんなエロ短編集
第1章 夏のはじまり
今日は梅雨前の晴れの天気。



陽射しがキツい。



汗ばむ額を手の甲で拭いながら歩く。



昼前だ。



太陽は高い。



私は梓んちに向かい商店街を歩いている。



連休初日だからか、人が多い。



「えっそうなんすか?」



ふと、聞いたことがあるような声がして足を止めた。



声のほうを見る。



ドキッと心臓が鳴った。



背の高い男性が、綿菓子を持って笑っていた。



「久野先生………………」



思わず見てしまっていると、



目が合った。



「あれっ?



橋本じゃないか」



向こうから寄ってきた。



私服姿がいつものポロシャツとコットンパ



ンツだ。学校での姿とまんま変わらない。



細いスタイル、癖っ毛の髪に切れ長の目。



笑うとあの目は優しく下がるんだ。



「何やってんだ、突っ立って。



危ないぞ避けろよ」



片手が私の二の腕を掴む。



子供たちが駆け込んできていた。



ぷにゅ、と私の薄い肉が凹む。



恥ずかしくて真っ赤になってしまった。



足が震える。




「慈英ー?


どこにいるのー?」



久野先生を呼ぶ甘い声がして、



ハッと我に返った。



ウェーブヘアのキレイな女の人が久野先生の


腕を取った。



「あー、この子教え子」



「あら。こんにちは、いつも久野がお世話に



なってます。



高校生って可愛いのね」



久野先生は独身だと聞いてる。



ということは。



彼女らしき美人はにっこり笑う。



「じゃな!気をつけて歩けよ、橋本。



連休中も高校生らしい行動をしなさい」




久野先生が私に言い、




女の人と去っていく。



綿菓子を見て笑いながら。



心臓がばくばくして音がカラダじゅうを



支配した…………



(先生彼女いたんだ………)

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