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穢された愛と正義の魔法少女たちの完全敗北……日記。
第8章 初めての痴漢。初めの満員電車
栞を中心にして、制服の壁が出来上がり。
華やかな転校の一挙一動に、騒がしい歓声がけたたましく上がっていた。
栞は根が真面目なのか?
その問いかけに対して、律儀に全部答えている。
周囲の女性徒たちの軽蔑な『眼差し』を向けているものの。
バカな男子生徒どもは、まるでそれに気づいていない。
一方的な親近感を無理やり押し付け。
身勝手な友好関係の成立を目論んで、バカ騒ぎを繰り広げていた。
授業が終わり休憩に入ると、アッという間に取り囲まれてしまう。
そしてまた一度も席を立てないまま授業が再開される。
さすがに可哀想になってきたので……。
授業中に、栞を教室から出す方法を考えることにした。
授業も終わり昼休みになると。
バカな男どもが波になって押し寄せてくる。
ボクは友達の正輝の肩を叩き、振り向かせてとーーー『ある』ことを耳打ちする。
そしてボクの机と栞の机の間の小さな空間に、身体を割り込ませると。
ナンパ野郎の上着を掴み。
遠慮なく後ろに向かって引っ張る。
「わっ」
情けない叫び声をあげながら、無様に尻もちつき。
ナンパ男は、ボクのことを睨んできたけど気にすることなく
「お前ら見苦しいぞ」
ボクは威風堂々と言い放ってやった。
華やかな転校の一挙一動に、騒がしい歓声がけたたましく上がっていた。
栞は根が真面目なのか?
その問いかけに対して、律儀に全部答えている。
周囲の女性徒たちの軽蔑な『眼差し』を向けているものの。
バカな男子生徒どもは、まるでそれに気づいていない。
一方的な親近感を無理やり押し付け。
身勝手な友好関係の成立を目論んで、バカ騒ぎを繰り広げていた。
授業が終わり休憩に入ると、アッという間に取り囲まれてしまう。
そしてまた一度も席を立てないまま授業が再開される。
さすがに可哀想になってきたので……。
授業中に、栞を教室から出す方法を考えることにした。
授業も終わり昼休みになると。
バカな男どもが波になって押し寄せてくる。
ボクは友達の正輝の肩を叩き、振り向かせてとーーー『ある』ことを耳打ちする。
そしてボクの机と栞の机の間の小さな空間に、身体を割り込ませると。
ナンパ野郎の上着を掴み。
遠慮なく後ろに向かって引っ張る。
「わっ」
情けない叫び声をあげながら、無様に尻もちつき。
ナンパ男は、ボクのことを睨んできたけど気にすることなく
「お前ら見苦しいぞ」
ボクは威風堂々と言い放ってやった。