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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第45章 依頼
約束通り、2日後に達也はバッグに現金を入れ、弁護士の事務所を訪れた。

そして机の上に1000万入った分厚い封筒と、500万入った封筒を2つ置いた。

「こちらが報酬額の1000万です。確認して下さい」

弁護士は封筒の中をチラッと見ただけで引き出しに閉まった。

「ちゃんと確認しなくていいんですか?」

達也はてっきり弁護士が札束を数えるものだと思っていたが、あっさりと見ただけで些か拍子抜けした。

「数えなくても見れば解る。で、この金を店に渡せばいいんだな?」

弁護士は500万の入った封筒をポンポンともてあそぶかのようにして、懐に閉まった。

「で、いつ頃までに出来そうですか?」

達也はこの眼光鋭い弁護士はタダ者ではない事が解ったが、ちゃんと任務を遂行してくれるのかどうか、半信半疑だった。

「明日、店が終わったら外で待ってろ。それでこの仕事は終わりだ」

「明日でカタがつくんですか?」

ホントなのか?そんなにすぐに片付く案件なのだろうか。
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