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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第47章 ミッションコンプリート!

(殺さずに消すってどういう事よ?何考えてるの、あの男は?)

ジッとしていろと言われても、恐怖と計画の達成を目の前にしていてもたってもいられない精神状態だ。

やがて明かりと共に1台の車がこっちに向かって走ってきた。

鴨志田はとっさに身を隠し、恐る恐る外の様子を伺った。

車は達也が腰掛けている場所に停まった。





達也はうなだれてるような感じで座り込み、母親の運転する車に向かい手を振った。

ドアが開き、中から母親が出てきた。

「達也、どうしたのこんなとこで?」

多分酔っぱらっているんだろう、母親はそう思った。

「あぁ、母さん…待ってたよ。いやぁ、ちょっと飲み過ぎたかな…帰ろうとしたらどこだか解らなくなっちゃって、気がついたこんな暗い道に来ちゃったよ」

達也は酔っぱらいのフリをして座ったままだ。

「全くもう、こんなとこにいるからビックリしたわよ、もう!さぁ、立ちなさいっ…」

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