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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第57章 二億で買い取ってもらおう

「困ったなぁ…」

吉村はテーブルにドンと置かれてある大きな胸を見ながらも、どうしたものかと考えた。

今後の事の付き合いもあることだし、吉村は鴨志田を介抱した。

「さぁ、帰りますよ。立てますか?」

吉村は鴨志田を起こし、立たせようとした。

だが、足がもつれ、1人では到底帰れない泥酔ぶりだ。

仕方ない、とばかりに鴨志田を抱き抱えるように店を出た。

「鴨志田さん、家まで送ってあげますよ。どこにお住まいですか?」

吉村が声をかけるが、鴨志田は何を言ってるのかサッパリ解らない。

このまま1人にしておくのはマズいとばかりに、吉村は繁華街まで肩を貸して歩き、目の前にあったラブホテルにチェックインした。

後は沢渡を誘惑したように、吉村もその餌食になった。


朝になり、鴨志田が酔いが醒め、隣に見知らぬ男がいるので、キャーっと声を上げた。

「ど、どうしました?」

鴨志田の叫び声で吉村はガバッと起き上がった。

「私に何したの?何で私、裸なのよ?まさか私の事…」

「ええっ?」

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