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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第135章 頭が上がらない人物
オレがいくら礼を言っても足りない程、この人には世話になった。
この人だけは別格だ。
この助けてくれた恩を早く返す為にオレは1日でも早く復帰する事が恩返しにもなる。

「じゃ、今度は体調が万全な時に会おう。亮輔くん、前に言った約束、私と一杯付き合ってくれという事を忘れないでくれよ」

「…はい、解りました。本当にありがとうございます」

沢渡さんはサッと帰って行った。
余計な事は言わない。野暮ったい事は口にしない人だ。

オレもああなりたい…
その為にオレはナツの部屋で休養する事にした。

鴨志田の件は…正直迷うが、言うしかない。

オレはナツに連絡した。

…出ない。仕事中かな?
オレはナツの携帯にメールを送った。
勿論、世話になるという事を書いて。

それから数日後、母親の遺骨が墓石に納骨された。

奇しくも鴨志田が眠る場所と同じ寺だ。

「オフクロ、先生。あの世では仲良くしてくれよ。オレはまたここに来るから」

オレは手を合わせ、オフクロがようやく納骨出来る事が出来た。

とにかく二人ともアッチでは仲よくしてくれよな。

オレはお寺にある二人の母親に別れを言った。

それから数日後にオレはナツの前で暫く厄介
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